
お寿司のシズル感と使いやすい店舗検索。“おもてなし型サイト”への進化を図る。
全国に200以上の店舗を展開する大手回転寿司チェーン「無添くら寿司」のサービスサイトです。集客の拡大と使いやすさの向上を目的にリニューアルを行いました。同時にくらコーポレーションの企業サイトも開設しました。

- 株式会社くらコーポレーション
- 回転寿司「無添くら寿司」の経営
- 大阪府堺市中区深阪1035番地2
“おもてなし型サイトへの進化”を提案
おもてなし型サイトとは、お客様ニーズに合わせた最適な提案、細やかな気配りのきいたサイト設計、誰もが迷うことなく情報を探せる検索性など、お客様視点を徹底的に追求したサイトのことを指します。 わたしたちは、現状サイト分析・競合他社サイト分析・ユーザー分析より、下記5つの方針を導きました。
- 店舗検索を使いやすくすること
- 美味しさとこだわりを伝えること
- 楽しくワクワクさせること
- お客さまとの交流を深めること
- 企業イメージを高めること
この方針をもとに15個の具体的なアイデアを提示。
“おもてなし型サイトへの進化”を提案しました。
情報発信力を高める“2サイト展開”
無添くら寿司のサービスサイトでは一般のお客様向けに、くらコーポレーションの企業サイトでは投資家・求職者・取引先向けに、情報設計とデザインの最適化を行い、利便性や情報発信力を高めました。
最重要テーマは“店舗検索の改善”

店舗検索の操作性を大幅に向上させました。これはログ解析の結果、圧倒的に店舗検索へのアクセスが多かったためです。具体的には下記の施策を行いました。
・店舗一覧を分かりやすく
店舗一覧では市名を先頭に表記しました。また近接順に表示されるようにしました。そうすることで、ユーザーはより早く近場の店舗を見つけることが可能になります。
・携帯予約システムへの導線を強化
土日や祝祭日のお昼、店舗はとても混雑します。くら寿司の携帯予約システムは、携帯電話から事前に来店予約ができる便利なツールです。お客様にとっては待つことなく入店でき、店舗にとってもお客様にストレスなくご来店いただけます。そこでアクセスの多い店舗検索に携帯予約システムのバナーを大きく設置。利用促進を図りました。
・検索機能を向上
店舗名や住所でのキーワード検索を可能にしました。さらに「ビッくらポン!があるお店」や「車イスで来店できるお店」などのこだわり条件検索機能も構築し、ユーザーにピッタリの店舗を探していただけるようにしました。
来店誘導を図る数々の施策

お客様に店舗への来店していただけるよう、くら寿司の魅力訴求やサービス紹介など、さまざまな工夫を行いました。
・こだわりを訴求し興味喚起を図る
くらコーポレーションのコンセプトは「安全・美味しい・安い」です。これらを実現するためには「本物」でなければなりません。そこで「本物」であるためのさまざまな取り組みをまとめた「くら寿司のこだわり」を新設しました。
・お持ち帰り寿司の認知向上を図る
お持ち帰り寿司とは、電話やFAXで注文したお寿司を持って帰ることができる人気のサービスです。お客様は待つことなくお寿司を持って帰り自宅で楽しめ。店舗としては座席が必要ないため売上拡大につながります。これらのニーズをさらに高めるため、お持ち帰り寿司の露出を高めました。結果、1年前より約1.5倍のアクセス数になりました。
・キャンペーンの露出アップ
くら寿司ではサーモンフェアやコラボ企画など、常に多彩なキャンペーンを実施しており来店誘導を図っています。それらを加速させるべく、トップページでキャンペーンの露出を強化しました。さらにキャンペーンページでは過去のキャンペーンを掲載し、くら寿司が展開している多彩なキャンペーンをご覧いただけるようにしました。
・はじめてでも楽しんでいただくために
くら寿司では「ビッくらポン!」や「鮮度くん」など、お客様にご満足していただくための独自システムを展開されています。はじめての方はときどき戸惑ってしまうことも。そこで「楽しみ方ガイド」コンテンツを新設。店舗検索からおあいそまでのストーリーを独自システムの紹介を交えて掲載し、はじめての方でも安心してご来店いただけるようにしました。
くら寿司らしさを表現
サービスサイトでは、ひと目でくら寿司と認識できるデザインを採用し、他の回転寿司チェーンとの差別化を図りました。また企業サイトでは、くらコーポレーションの真摯な企業姿勢が伝わる落ち着いたデザインを採用しています。
モバイル端末からのアクセスを意識
モバイル端末(タブレットを含む)からのアクセス数が約5割。iPhone や iPad で表示されないFlash は全て排除しました。また大きめの文字と写真でスマートフォンにおいても可読性を確保しました。
シンプルで分かりやすく
幅広いターゲットに対応するため、余分な装飾はせず、文字サイズは大きく、コントラストは強く、年配の方でも見やすいデザインを心掛けました。また各コンテンツごとにデザインを起こし情報の発信力を高めました。
効率的な運営管理を実現
サービスサイトの「店舗情報」や「メニュー情報」、企業サイトの「決算情報」や「お知らせ」など、更新頻度の高いコンテンツが多いため、運営フローや更新頻度を事前に事細かくヒアリングし、かゆいところまで手が届くシステムを開発しました。また iPhoneアプリ との連携も実現。効率的な運営管理を実現しています。