新事業に対する学内外の期待感を高めるため、ネーミングからトータルにブランディング。

京都大学様による「大学COC事業」のサイトです。本プロジェクトは、京都大学様の教職員・学生と地域の団体・企業とのコラボレーションによって、京都の課題に取り組むというもの。そのスタートにあたってプロジェクトサイトと学生向けプロモーションサイト、さらには事業のネーミング・ロゴから、キャラクター、チラシ・パンフレットまで制作させていただきました。

クライアント概要
会社名
京都大学
本社
京都市左京区吉田本町

WORKFLOW 01 - 初期提案

京都の地域課題を解決する新事業を、学生と地域の方々にアピール。

「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」とは、文部科学省による補助事業です。大学が地方の団体・企業と協働しながら、地域に向けた教育・研究・地域貢献を支援するというもの。日本最高位の研究型大学でありながら、地域を主眼に置いた本事業に採択された京都大学様では、4月からの関連講義の開講に向けて、いくつかの課題に取り組む必要性を感じておられました。

まずひとつは、グローバル志向の学生も多く見られるなか、京都の地域問題に気付いてもらい、本事業に興味を持ってもらうために最適なアプローチを行うこと。同時に、これから地域の方々や行政・企業に向けても京都大学のCOC事業に対して正しく理解していただき、もしも解決すべき課題があれば問い合わせていただきたいという目的もありました。

京都大学の学生・教職員と地域の方々がチームとなって地域課題を解決していくという本事業の目指す未来に向けて、それぞれのターゲットに向けたアプローチを検討し、Webサイトを含む各種ツール構成をプランニングしていきました。

WORKFLOW 02 - 企画設計

ターゲットごとにサイトを切り分け、異なるトーンの2サイトを制作。

学生の方々に「面白そう!」と感じていただくこと、地域の方々に理解と関心を持っていただくこと、この2つが、今回の大きなミッションでした。そこで、学生の参加を促すプロモーションサイトと、事業の趣旨とプロジェクトの進行を伝えるプロジェクトサイトを切り分けて制作することをご提案しました。

プロジェクトサイトの構築

まずは母体となるプロジェクトサイトの構築からスタート。メインビジュアルに「京都大学、いよいよ京都に恩がえし。」と地域に向けて呼びかけるコピーを掲載するとともに、トップページで事業の趣旨をコンパクトに紹介。関連するイベント・公演情報をわかりやすく紹介するとともに、問い合わせ窓口についても事業への提案・相談を呼びかけるものに。地域のさまざまな方々にわかりやすく・参加しやすいサイトをめざしました。

学生向けプロモーションサイトの構築

一方、学生向けプロモーションサイトは、学生の興味喚起を徹底的に追求したトーンで制作。京都が抱える地域問題をテーマにした4コママンガを制作・掲載し、4コマ目をあえてコピーのみに。「ハッピーなオチを作ってください。」というメッセージで、気軽に読めるマンガで地域問題を伝える構成としました。

ネーミング開発/事業ネーミング『COCOLO域』を開発。

今回、サイトの構築に先駆けて、COC事業を表すネーミングを制作させていただきました。COCに「COCOLO(こころ)」と地「域」を組み合わせ、「心意気」と読むネーミング『COCOLO域』を考案。大学と地域の「心意気」が交わることで地域が変わっていくこと、京都大学自身が学生・教職員・地域の方々の「こころ」が通う「場」となれるようにという想いを込めています。このネーミング・ロゴを2サイトに共通で使用することで、トーンが異なっても同一の事業であるとわかりやすくなるよう心がけています。

WORKFLOW 03 - 制作開発

デザイン:プロジェクトサイト/わかりやすく、京大らしさのあるデザインに。

他大学のCOC事業サイトでは、いわゆるアカデミックなトーンで制作されたものが多く見られました。しかし、京都大学様は独自のブランドイメージを持っていること、それに一般の方向け、やわらかなトーンの色合い、丸みのあるオブジェクトを用い、親しみやすいデザインをめざしました。またメインビジュアルには、京都の町並みと地図を用いて、京都の地域に関わる事業であることをわかりやすく伝えています。

デザイン:学生向けプロモーションサイト/キャラクターを活用し、モバイルファーストで構築。

先述の通り学生の興味喚起を図るため、新規に制作したキャラクターを中心に遊び心あふれるデザインを展開。ポイントとなる箇所にアニメーションを加えることで、注目度アップを図るなどの工夫をしています。また、スマホでの閲覧が多いと想定されるため、モバイルファーストのレイアウトを採用しています。

ロゴデザイン制作/地域を塗替え、活性化させるイメージを表現。

先述のネーミング『COCOLO域』のロゴには、「域」の文字を地図に見立てたデザインを採用。「見えない京都の地図に赤い色が塗られ、地域が浮き彫りになる」イメージで、大学・地域を塗り替え、活性化させていく事業であることを表現しています。

キャラクター制作/学生向けプロモーションの主軸となるキャラを制作。

学生向けプロモーションサイトや後述のパンフレットでは、マンガをメインに据えた構成に。そのため、オリジナルキャラクターとしてネコをモデルにした学生キャラクター「まなびぃ」「いくみん」と、ネズミをモデルにした教員キャラクター「つな先生」を作成。各種イラストはもちろん、プロフィールも含めて制作しました。

学生向けパンフレット制作/マンガで事業の主旨をわかりやすく紹介。

シラバスとともに配布される学生向けパンフレットについても制作させていただきました。おそらくこれが学生とのファーストコンタクトとなるため、興味喚起を重視し、導入の2Pをマンガ形式で展開。概要をイラストとともに伝え、学生向けプロモーションサイトに誘導する構成としました。

システム/イベント等の情報はもちろん、活動レポートも発信できる仕組みに。

学生、地域の方に活動を理解してもらうには、リアルタイムで活動レポートを公開していく、またログを残していくことが重要と考えました。そこで「お知らせ」「イベント」だけでなく、「活動報告」「参加者紹介」コンテンツも運用していただけるようCMSを実装いたしました。

全体レビュー (獲得成果)

学内外に向けたチラシ、パンフレット、事業webサイト等の制作をご依頼いただき、トータルでプロモーション活動のサポートをさせていただくこととなりました。公開後は、いくつかの授業で定員超えや、新聞等のメディア掲載、facebookページで7000を超える「いいね」が集まるなど、一定の反響を得ることができました。ご担当者様からもうれしいお声をいただき、よかったと感じています。